東武動物公園のシマウマ!
何頭いるかわかりにくいですね!それがシマウマの狙いです!
目次
1 はじめに
子供たちと遠足で動物園に行った時に「シマウマ」を見て「どうしてシマウマの体はしま模様なの。」と質問をされたことがありました。当然のように「他の動物から身を守るためにシマシマになったんだよ。」と答えていましたが、最近そうではないようなのです。
2 水玉模様のシマウマが見つかる!ティラと名付ける!
写真家のフランク・リュウ氏撮影!
先日、ケニアのマサイマラ国立保護区で、水玉模様をしたシマウマの子どもが発見されたとのニュースを見ました。
撮影したのは写真家のフランク・リュウ氏でサイを探していて、このシマウマに遭遇したとのことです。「一見すると、まるで別の動物のようでした。」生後1週間前後と思われるこのサバンナシマウマは、最初に発見したマサイ族のガイド、アントニー・ティラ氏によって「ティラ」と名付けられましした。
人の指紋と同様、シマウマのしま模様には個体差がありますが、ティラのような配色がマサイマラで記録されたのは初めてかもしれないと、リュウ氏は述べていました。
タンザニアのセレンゲティ―国立公園では、2019年2月希少な「金髪」のシマウマが写真に納められました。この金髪のシマウマは「限局性白皮症」だろううと言われています。
(PHOTOGRAPH BY SERGIO PITAMITZ)
金髪のシマウマです!
3 シマウマのしま模様がなぜシマシマなのか?
埼玉こども自然動物公園のシマウマ !
理由1 カモフラージュ説
昔から言われているように、草のなかでライオンなどの天敵に見つかりにくくするカモフラージュの効果(保護色になる)です。
理由2 体温調節説
シマ模様がある体表面で温度差を形成し、微細な空気の流れを生じさせ、体温を調節するため。
理由3 社会的役割説
群れの中から1頭だけを特定することを困難にし、仲間が見分けやすいようにするため。つまり、模様が混ざり、1頭ずつの姿がぼやけてしまうので、敵の目をごまかすのに役立つため。
理由4 寄生昆虫防御説
シマ模様は寄生性のハエの危害を防ぐため。吸血性のあるハエは、シマ模様のある面を避け、色が均一な面に着地するのを好むことが実験で明らかになった。(米カリフォルニア大学デービス校のティム・カロ氏率いる研究チーム)
ウマ科の動物に寄生する吸血性ハエの「アブ」と「ツェツェバエ」がシマウマと生息域が一緒でこれらの害虫に対する防御をする必要があったとのこと。
4 限局性とは?
ぶち症・まだら症という、ひたいや腹部、四肢の色がところどころ抜ける状態。
5 白皮症とは?
先天的に皮膚、毛、および目の色素が欠損している遺伝的疾患で俗に白子(しらこ)と呼ばれる。原因は、メラニン色素生成にかかわる酵素の機能不全、あるいは欠損です。
6 おわりに
子供たちに話をしていたのは、「他の動物」=「肉食動物」でしたが、それだけでなく、「寄生昆虫=吸血ハエ」などの他の動物も含まれていました。動物は、「生きるために姿を変えて」地球上に生き残っていることがこれからもわかります。
水玉模様や金髪のシマウマは、他のシマウマに比べて長生きできないのではないかと言われています。果たしてどうでしょうか?
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