コアラのつめで傷付けられないように!
目次
- 1 はじめに
- 2 コアラの食べ物「ユーカリ」
- 3 なぜ、コアラはユーカリを食べるようになったのか?
- 4 ユーカリを食べるために 2mの盲腸!
- 5 親のウンチには、微生物が!子供には、ない!
- 6 本当にウンチ?
- 7 コアラのいる動物園
- 8 おわりに
1 はじめに
先日、後輩から新婚旅行のお土産にコアラのクリップ付きのチョコレートをいただいた。自分の新婚旅行の時にコアラのぬいぐるみを抱っこしてその上にコアラを抱っこして写真を撮ったのを思い出した。(爪が鋭くて直接抱っこできないため)今回は、コアラの秘密について記事にしました。
2 コアラの食べ物「ユーカリ」
コアラの主食は、「ユーカリ」というのは、皆さんご存じのことだと思います。
ユーカリは、水分を多く含みますが栄養価が低く、油分やタンニン、青酸などが含まれています。青酸といえば「青酸カレー事件」でも有名な毒素です。そのユーカリの葉を食べると死んでしまうのでは、という疑問がでてきます。
また、ユーカリは、消化吸収するのも大変なので、主食にはまったくむきません。なぜ、そんなユーカリをどうして食べるようになったのか?また、どうやって食べるのでしょうか。
3 なぜ、コアラはユーカリを食べるようになったのか?
キリンの首が長くなったのは、「他の動物が食べない高いところに生えている木の葉を食べるようになったから」と同じように、ほとんどの生き物はユーカリを食べませんでした。他の動物が食べないエサの取り合いがないユーカリをエサにしたのです。でも青酸で死んでしまいますよね。
4 ユーカリを食べるために 2mの盲腸!
コアラはなんとかしてユーカリを食べるために、盲腸を発達させ(人間は約5cm、コアラはなんと2m)、腸管内には微生物を飼うようになりました。盲腸でユーカリを発酵させた後、微生物に毒素や消化しにくい物質を分解してもらうのです。さらに、16時間~20時間じっとしたり寝ることでやっと消化します。ここまでしても消化吸収率は低く、燃費は良くないようです。
5 親のウンチには、微生物が!子供には、ない!
毒を分解できるのは大人のコアラだけなのです。子供のころは毒素を分解することができないのです。親が食べて毒素が分解されたユーカリのウンチを食べるのですが、ただウンチを食べているのではないのです。
大切なのは、このウンチに含まれる、毒素を分解する微生物を体内に取り入れているのです。
その結果大人になるとユーカリをそのまま食べることが出来るようになります。
6 本当にウンチ?
親のコアラの尻からウンチは出ますが、実際は、ウンチではなく、子に与えるための離乳食のようなもので、「パップ」と呼ばれ半消化状態のものです。
7 コアラのいる動物園
オーストラリアの固有種である有袋目の「コアラ」がいる動物園は、日本には、8か所しかありません。
①埼玉県こども自然動物公園(埼玉県)
②多摩動物公園(東京都)
③横浜市立金沢動物園(神奈川県)
④東山動物園(愛知県)
⑤天王寺動物園(大阪府)
⑥神戸市立皇子動物園(兵庫県)
⑦淡路ファームパーク イングランドの丘(兵庫県)
⓼鹿児島市立平川動物公園(鹿児島県)
ぜひ機会がありましたらコアラを見に訪問してください。
8 おわりに
この取材のため私は、埼玉こども自然動物公園に行ってきました。後日動物園についても記事にしますのでお楽しみにしてください。
本日も「面白くてためになるブログ」略して「おもためブログ」「私は重ため」を訪問していただき、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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