目次
1 はじめに
子供たちと話をしていたら、こんな質問がありました。『「おとうさま」「おかあさま」は、「お」と「さま」がついています。「ごくろうさま」や「ごちそうさま」は「ご」と「さま」がついていてすごく丁寧です。「おはなし」は「お」だし「ごれんらく」は「ご」だし「お」なのか「ご」なのか頭がこんがらがっちゃいました。』ということでした。少しでもすっきりしたいなと調べてみることにしました。
2 どんなときに「お」や「ご」を使っているのか?
調べてみると使い方には、きちんとしたルールがありました。
「お」+「和語」
「ご」+「漢語」
「和語」とは、「やまとことば(大和)」と言われるもので、もともと日本に存在していた日本語独自のことばです。 やわらかい印象があります。
「漢語」とは、昔「中国から」伝わってきたことばです。
硬い印象があります。
3 お+「和語」
「話」は、「お」がついて「お話」になります。
「友だち」は、「お」がついて「お友だち」になります。
「祝い」は、「お」がついて「お祝い」になります。
4 ご+「漢語」
「講話」は、「ご」がついて「ご講話」になります。
「友人」は、「ご」がついて「ご友人」になります。
「祝辞」は、「ご」がついて「ご祝辞」になります。
「返信」は、「ご」がついて「ご返信」になります。
「返礼」は、「ご」がついて「ご返礼」になります。
5 「ご」+「漢語」の例外
ルールがあると例外があるのが、世の常です。
「誕生」は、「ご誕生」なのですが「お誕生」になります。
「時間」は、「ご時間」なのですが「お時間」になります。
「返事」は、「ご」がついて「ご返事」でも「お返事」でも。
「予算」は、「ご」がついて「ご予算」でも「お予算」でも。
どうしてこのようなことがおこってしまうのかというと「漢語」の中でも日常生活に溶け込んで印象が「やわらかく」なったものは、「お」がつきます。
「勉強」は、「お勉強」
「食事」は、「お食事」
「掃除」は、「お掃除」など「お」のもつやわらかい語感の方が、「ご」のもつかたい語感よりも好まれるようになってきているようです。ということは、「お」の方が多くなるのかな。
6 おわりに
日本語は、外国の方にとって難しいと言いますが、日本人の私でも難しいものがあります。これからも「お」と「ご」を意識しながら考えてみると面白いとお思います。
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