目次
- 1 はじめに
- 2 頭をケガした!
- 3 人間の脳は豆腐と同じくらいの柔らかさ!
- 4 ヘビの脳(爬虫類)
- 5 ネコの脳(哺乳類)
- 6 ヒトの脳(人間)
- 7 脳が傷付くのはケガだけじゃない!
- 8 ヘビの脳を傷付けるのは、いじめだよ!
- 9 おわりに
1 はじめに
学校は、子供たちが安全で安心して過ごす場所でなければなりません。しかし、たくさんの子が、教室・廊下・校庭で過ごしケガをすることがあります。首から上のケガについては、後遺症が出ると大変なことになってしまうので、保護者に病院へ行ってもらうか。最悪救急車で搬送する場合もあります。今回は、脳についてお話しします。
2 頭をケガした!
児童 「先生〇君が、走ってきて頭を壁にぶつけてたんこぶができました。」
先生 「すぐに保健室に行って冷やしましょう。」
児童 「昨日、お母さんとお医者さんに行ったら、冷やしておけば大丈夫と言われたよ。」
先生 「よかったね。先生は、毛がないから大丈夫だ。(けががない)」(自虐ギャグ?)
3 人間の脳は豆腐と同じくらいの柔らかさ!
人間の頭の中には、「脳」があります。脳は勉強することに使われるだけでなく、私たちが生きていくためのすべてを命令している大事な場所です。脳の固さは豆腐と同じくらいやわらかいのです。ですから頭蓋骨(ずがいこつ)という固い骨で覆われています。なぜなら、脳が少しでも傷つくと、ものを覚えることができなくなるだけでなく、言葉を話すことができなくなったり、体が動かなくなったり、ひどいときには、息ができなくなって、死んでしまったりするからです。人の頭をたたいたり、ぶつけたりすると大変なことになってしまいます。この脳は、大きく3つの部分に分かれています。
4 ヘビの脳(爬虫類)
1つめは、脳の一番真ん中にある「ヘビの脳」です。ここは、ものを食べたり、息を吸ったり吐いたり、おしっこをしたり、眠ったりするのに使われ、生きていくためになくてはならない部分です。ヘビやトカゲなどには、この脳しかないので、「ヘビの脳」と呼ばれています。
5 ネコの脳(哺乳類)
2つめは、「ネコの脳」です。「ヘビの脳」のまわりにあって、気持ちや心をコントロールします。ここが働かないと泣いたり、笑ったり、怒ったり、喜んだりすることができません。この部分は、ヘビやトカゲにはありません。犬や猫や牛までが持っている脳なので、「ネコの脳」と呼ばれています。
6 ヒトの脳(人間)
3つめは、一番外側にある「ヒトの脳」です。ものを考えたり、覚えたり、言葉を話したり、勉強したりするのに使われるます。この部分は、人間だけしか持っていないので、「ヒトの脳」と呼ばれています。
7 脳が傷付くのはケガだけじゃない!
さて、人は、悪口を言われたり、いじめや差別をされたりすると、脳が弱ってしまうそうです。では、この3つの脳のうち、どの脳が弱ってしまうのでしょうか。
①ヒトの脳 ② ネコの脳 ③ ヘビの脳
正解は、「ヘビの脳」です。ここは、生きる上でなくてはならない脳です。だから、悪口を言われたり、いじめや差別をされたりすると、眠れなくなったり、ご飯を食べたくなくなったり、最後は息をするのがつらくなったりして、生きる力がなくなっていくのです。
8 ヘビの脳を傷付けるのは、いじめだよ!
いじめをしている人の中には、「バレなきゃいいでしょ」とか「いじめているつもりはないよ」という人がいます。しかし、人は、悪口を言ったり、いじめをしたりすると脳の中に毒ヘビの毒の次に強いと言われている「ノルアドレナリン」という毒が出てくるそうで、脳を傷付け、病気になりやすくなるなどの悪い影響を与えるのです。
反対に、人に親切にしたり、やさしい言葉をかけたりすると、今度は「エンドルフィン」というものが出て、病気を治し、元気で、健康な体にしてくれるのだそうです。
どんなに隠しても、体は正直で、善いことも悪いことも全て自分に返ってくるのです。でも「いじめ」は、一番真ん中にある「ヘビの脳」を傷付け、人の生きる力を弱めて、時には命を奪ってしまいます。それだけでなく、自分の体も気付かないうちに傷付けてしまうのです。(言葉のブーメランですね。)
9 おわりに
いじめをすると「ヘビの脳」が傷ついて付いてしまいます。直接頭を殴ってケガをする暴力だけでなく、言葉による暴力になってしまいますね。「相手を傷つけるナイフのような言葉」ではなく、相手を笑顔にする「花束の言葉」が使えるといいですね。
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