目次
エッ、日本で作られた漢字があるの?
1 はじめに
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子供たちは、毎日計算や漢字などを繰り返し学習し、基礎学力の向上に努めています。さて、漢字は、今から2000年近く前に中国の「漢」から伝わってきた文字ですが、日本で作られた「漢字?」があると聞いてびっくりした子供たちがたくさんいました。
2 なぜ作られたのか?
日本で作られた漢字は「国字」と呼ばれ、約2,600字あります。和字や和製漢字などと言われることもあります。
国字は、日本の文化・生活・風土を現しているものや、キログラムなど日本語にはない外来語を表記するために作られました。
国字の中で多いのは魚偏の漢字で、次に多いのが木偏の漢字です。やはり、日本は周りを海に囲まれていて魚介類が豊富で魚を食べる文化があることや、自然を大切に思う心があることが影響しています。
国字は、和字・倭字・皇朝造字・和製漢字などとも呼ばれています。
3 国字について
①文化・生活・風土を現しているもの
峠(とうげ)・嬶(かかあ、かか)・裃(かみしも)・凩(こがらし)
躾(しつけ)・働(ドウ、はたらく)・畑(はた、はたけ)・梺(ふもと)
②魚偏の国字
鵤(いかる、いかるが)・鰯(いわし)・蛯(えび)・鯑(かずのこ)
鯲(どじょう)・鯱(しゃち)・鱈(セツ、たら)・鯰(ネン、なまず)
③木偏の国字
樫(かし)・榊(さかき)・栃(とち)・柾(まさ、まさき)
枡(ます)・椛(もみじ、かば)・榁(むろ)・枠(わく)
④外来語を標記する国字
瓩(キログラム)・粁(キロメートル)・粍(ミリメートル)
籵(デカメートル)・竍(デカリットル)・瓰(デシグラム)・噸(トン)
4 小学校で習う漢字・国字
教育漢字の現在の数は1006字です。学年ごとに学ぶ漢字を分けた「学年別漢字配当表」というものがあり、それによると
1年生は80字、2年生は160字、3・4年生は200字、5年生は185字、6年生が181字となっています。
3・4年生が1番多く漢字を学習しますね。その中で「国字」は、3年生で習う「畑」と4年生で習う「働」の2文字だけです。
「畑」とういう字は、「火」燃え立つ炎と「耕地」の象形の「田」の組み合わせ。森林を焼いて開いた「はたけ」を意味する「畑」という漢字が成り立ちました。
「働く」という字は、人が動くと書きます。人が動かないと働いたことにはなりません。頭で考えたり、手を動かしても働くです。
「また、周りの人(はた)を楽させることを働く(はたらく)と言います。ぜひお家の人のお手伝い(食事の準備や片付け)をしてお母さんを楽させて下さい。」そうするとおかずが1品増えるかもしれません。(お子様へ)
5 おわりに
ただ黙々と漢字を繰り返して書いているだけでは、つまらないので意味を考えながら書き取りをしていると理解も早いようです。他にも「忘れ物の多い子には」「心を亡くさないように」とか。「躾」は「身を美しく」と書きます。「しつけは、しつけーくらいくりかえし言うと身に付く!」など次回おもしろ漢字学習を紹介します。
本日も「面白くてためになるブログ」略して「おもためブログ」「私は重ため」を訪問していただき、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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