目次
- 1 はじめに
- 2 夏休み明け自殺抑止へ呼びかけ文科省
- 3 9月1日に子供の自殺が一番多い理由!
- 4 なぜ、学校に行きたくないのか?
- 5 学校に行かない選択肢!
- 6 NPO法人「フリースクール全国ネットワーク」(東京)より
- 7 親としてアンテナを高くしSOSを見つけ話を聴く!
- 8 おわりに
1 はじめに
昨日の児童虐待の記事に続いて「子供の命について」考えたいと思います。すでに2学期が始まっている学校もありますが、多くの学校で明日から新学期が始まります。しかし、学校に行きたくなく、悩み、苦しみ、自ら命を絶ってしまう子供が毎年100人以上もいます。今日は、どうしたら子供の自殺がなくなるのか。皆さんと一緒に考えたいと記事にしました。
2 夏休み明け自殺抑止へ呼びかけ文科省
夏休み明け前後に18歳以下の自殺が増える傾向にあることから、柴山文部科学相は、30日の閣議後記者会見で、児童生徒に向け、「悩み苦しんでいたとしても、決してあなたは独りぼっちではない。誰にでもいいから悩みを話してほしい。きっと誰かが助けてくれる。」と呼びかけた。
政府がまとめた2015年の自殺対策白書によると、1972年~2013年の約40年間で自殺者は夏休みが終わる8月後半にかけて増えていき、9月1日が最多の131人だった。
柴山文部科学相は、周囲に相談がしづらい場合には、文部省が各地の教育委員会と設置している相談窓口「24時間子供SOSダイヤル」(0120・0・7831)を利用するよう呼びかけた。 (2019年8月31日 読売新聞朝刊より)
3 9月1日に子供の自殺が一番多い理由!
夏休みが終わり、明日から学校が始まる。同様に大人でも休みが終わり明日から仕事が始まる。と思うと憂鬱な気持ちになります。以前は「サザエさん症候群」とか「ブルーマンデー症候群」と言われていました。通学・仕事という現実に直面して体調不良や倦怠感を訴える症状ですが、長い夏休みが終わり、人生経験の少ない子供たちにとって休み明けの登校への不安が大きなハードルになり、そこからのがれるために自ら命を絶ってしまうのは事実です。
4 なぜ、学校に行きたくないのか?
不登校の児童の多くは、「学校は本当に楽しくない。」「勉強がわからない。」「友達にいじわるをされる。」「めんどくさい。」と答えています。自殺の一つの解決方法は、「楽しい学校」「勉強がわかる」「友達と仲良く」ですが、それが、できていないから学校に行きたくないということも事実です。
5 学校に行かない選択肢!
命を絶つくらいなら、学校に行かない別の選択肢も考えられることを周りの大人が教えてあげる必要があると思います。9年間の義務教育、3年間の高校生活は、とても大切ですが、人生100年時代からみると短い時間でしかありません。人生どこで変わるかわかりません。死んだら終わりです。少し休んで、学校に行けるようになるまで心と体を充電させることも1つの方法です。
(1)フリースクール
勉強がわからない、クラスでいじめられている、先生と合わない、などにより不登校児童や引きこもりの子供たちにサポートをする個人経営・NPO法人・ボランティア団体などが経営する教育機関です。
(2)サポート校
運営母体に予備校や学習塾が多く、通信制高校に在籍する生徒の学習や生活の支援を行うことを主な目的としています。
(3)教育センターの不登校対策教室
各市町村の教育委員会及び中学校には、不登校児童・生徒の相談窓口が設置され、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーや相談員が配属されています。また、不登校児童・生徒を集めて、学習教室や体験活動も行われています。公的な相談窓口を活用することも大切です。
(4)学校に行かないで自宅で学習
今、パソコンでの学習もできる時代です。通信教育で高校卒業認定試験を目指して努力をするということも考えられます。
自殺という選択肢でなくさまざまな方法があることを知ってほしいです。
6 NPO法人「フリースクール全国ネットワーク」(東京)より
NPO法人「フリースクール全国ネットワーク」(東京)など3団体は、「#学校ムリでもここあるよ」と題した特設サイトを開設し、子供が安心できる居場所や相談先など約170か所を掲載。
いじめ撲滅を訴える一般社団法人「てとり」は、26日から、巨人や米大リーグで活躍した松井秀樹さんら著名人6人のメッセージ動画を公開。松井秀樹さんは「弱いものをいじめるのはださい」などと訴えている。
てとり代表理事の谷山大三郎さんは、「トップアスリートからの呼びかけで、いじめられている本人や周りの人が少しでも相談しやすい環境を作っていきたい」と話している。(2019年8月31日 読売新聞夕刊より)
7 親としてアンテナを高くしSOSを見つけ話を聴く!
自分の子を注意深く見守りながら、できるだけ早く異変に気づくことが大切です。夜眠れない、イライラしている、しんどそうにしている、1人で考え込んでいるなどの異変に気づいたら、子供の話をじっくり聴いてやることが必要です。
また、そのような兆候が見られた時、「明日、別に行かなくてもいいよ。」の一言で落ち着いて眠れるようになったとの事例もあります。あせらずじっくり対応していくことも大切です。
8 おわりに
とにかく何よりも大切なのは命である。生きてさえいれば何とかなります。そのことを忘れてはなりません。家庭・学校・地域が一体となって、子供たちの命を守っていくことが重要です。学校や家庭は、子供が心から安心できる居場所があってこそ、頑張れます。
2日続けて「命の大切さ」について記事にしました。少しでも悩んでいる保護者の方々・子供たちの参考になればと考えます。
本日も「面白くてためになるブログ」略して「おもためブログ」「私は重ため」を訪問していただき、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回も、まじめに「ためになる話」のみです。
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