目次
1 はじめに
20年前に理科の電磁石の授業でクリップが何個ぐらい付くか実験をしていました。
すると突然、パチパチという音がして、後ろの方が花火のように光りました。何事だと思い、そこに行くと、黒く焦げたコンセントとU字に折れたクリップと男の子が座り込んでいました。「どうしたのか。大丈夫か。」と尋ねると、コンセントにクリップを差し込んだとのこと。子供には、怪我はありませんでしたが、クラス全員がビックリしてしまったことを思い出しました。今思うとひやひやものです。今日は、コンセントの話です。
2 コンセント穴の大きさは同じ?
この写真が何だか分かりますね。コンセントです。テレビをつけたり、電気を使ったりするときに、ここに差し込みますね。
このコンセントには、右と左に2つの穴があります。この穴の大きさは同じでしょうか、違うでしょうか。違うとしたら、どちらの方が大きいでしょうか。
①どちらも同じ大きさ
②右の穴の方が大きい
③左の穴の方が大きい
正解は、③の「左の穴の方が大きい」です。
このように、右と左の大きさが違っているのです。これには、理由があります。
電機は、電柱の所まで「6600ボルト」というすごく強い電気が来ています。しかし、そのあと、6600ボルトのまま皆さんの家に来るとすごく危ないので、電柱の上にある変圧器という機械で100ボルトまで下げてから、皆さんの家に来るのです。
でも、もしも、変圧器が壊れてしまったら、6600ボルトのまま、危ない電気が家に来てしまいますね。そうなったときに、電気を地面に逃がすのが左の大きな穴なのです。この穴は、電線を通って地面につながっています。アースと言いますが、この穴のおかげで、万が一、6600ボルトの電気が来ても、アースを通して大地に電気を逃がして防ぐことができ、危険なくなっているのです。
コンセント右側の短い穴は「電圧側(ホット側)(7mm)」といい、電気をプラグに届ける役割をしています。
3 乾電池と同じように同じにしなくていいのはなぜ?
乾電池と違って、一般的な家電製品のプラグはどの向きに差し込んでも使えるため、知らなくても特に不便しません。
しかし、音響機器ではプラグの向きが音質などに影響するといわれており、製品によっては正しい向きで差せるように印がついています。
4 プラグの先端の穴は?
ちなみに、こちらもあまり意識されない点ですが、プラグの先端には穴が空いていますよね。
これには、簡単に抜けないようにするなどの目的が。プラグを最後まで差し込むと、コンセント内部にある「ボッチ」という突起が、この穴に入るようになっています。
5 電線に注意!
コンセントには電気が来ていますから、棒を突っ込んだり、指を入れたりすると感電して死んでしまいます。また、電線に触るのも絶対にダメです。
例えば、凧あげをしていて凧が電線に引っかかったとしても、自分たちでとろうとせずに、電力会社に連絡してください。大人の皆さんも注意してくださいね。
6 おわりに
コンセントの話はいかがでしたか、コンセントのように、普段何気なく使っていても、あまりじっぐり見ないものがたくさんありますね。実は、それらの中には、普段気が付かないような工夫がたくさん隠されてています。ですから、これからは、「どうしてだろう。」「なぜだろう。」そういう眼をもって、いろいろなものを見ると面白いですね。
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