令和元年5月17日の朝日新聞朝刊に「認知症・初の数値目標」70代での割合6割で「6%減」という見出しが躍っていました。私も後数年で、65歳の高齢者の仲間入りになりますので他人ごとではありません。最近物忘れが多くなり、認知症が、心配です。
先日こんな話を聞きました。「お年寄りは教育と教養が必要である。」お年寄りだけではなく、みんな必要じゃないのと思いながら聞いていたところ、「教育とは→今日行くところがある。教養とは→今日用事がある。」とのことでした。なるほど、1日1日きちんと目的をもって生きることが大切になるのだなと確認しました。
政府の方針
2025年までの6年間で認知症の人の割合を6%減らす。
理由
現役世代の減少や介護人材不足、社会保障費の抑制に対応するために予防促進を掲げていて、その一環として初めて数値目標を設定した。来年決定する認知症対策の指針となる大網に盛り込む。
背景
2025年には、団塊の世代が全員75歳以上となり、認知症の人の増加が見込まれる。
認知症予防に向けた主な施策
①運動不足解消や社会参加につながる「通いの場」の拡充
②保健師や管理栄養士による健康相談
③予防の取り組み事例集やガイドラインを作成
④予防に関するエビデンス(科学的根拠)を整理した活動の手引を作成
⑤認知機能の低下を抑える機器・サービスの評価手法づくりなどを挙げました。
自分自身の取り組み
①夕方、温泉付きのスポーツジムに通ってウォーキングをしています。昼間のジム内は、お年寄りが多く参加し、水泳やエアロビクス、エアロバイクで汗を流しています。その後の温泉が至極の時となっています。また、休日に図書館に行って見ても、新聞や雑誌のコーナーはお年寄りが多くみられ、時間を過ごしているのが現状です。
②人間ドックや健康診断の結果をもとに「メタボリックシンドローム」ということ、無料で栄養士さんから食事指導を受け、体重報告・食事報告をしています。3か月に一回健康相談を実施。医療費の高騰を抑制する狙いもあります。
③パソコンを活用しブログの作成により、脳の活性化を図っています。
④自動車の運転は、行動範囲を広げ、認知症予防になるとの話を聞きました。しかし、ブレーキとアクセルを間違えるようになる前に免許証を返納しようと考えています。
地域での取り組み
スポーツサークルの充実。地域には、「スポーツ吹き矢」「ゲートボール」「グランドゴルフ」「ボウリング」「ペタンク」「社交ダンス」「和太鼓」「コーラス」など多くのサークルがあり仲間づくりと適度の運動を促しています。
老化と認知
児童 「うちのおじいちゃん、昨日食べたものを忘れちゃうんだよ。」
先生 「みんないらない情報は忘れるんだよ。先生も忘れるよ。」
児童 「でもね。お母さんは、食べたことを忘れるようになったら大変だ。」「そうなるとアルツハイマーだって言ってたよ。」
先生 「老化と認知症の違いかな。」
徘徊(はいかい)
児童 「うちのおじいちゃんいつも散歩にいっているよ。」
先生 「健康のために歩いているんだね。老化は足からというから鍛えているんだね。」
児童 「でもね。お母さんは、徘徊だって言ってたよ。」
ボケ防止の本
児童 「昨日、おじいちゃんがボケ防止の本を買ってきんだよ。」
先生 「そうなんだ。」
児童 「でもね。それを忘れて、今日も買ってきたんだよ。」
「お母さんは心配だと言っていたよ。」
病院に来ない?
「いつも来ているおじいさんが最近来ないね。」
「病院に来られないくらい悪いんだね。」 (ありそうだな。)
運動不足の解消や社会参加を促すための「通いの場」の拡充により目標を達成していただきたいですね。ぜひ「教育」「教育とは→今日行くところがある。教養とは→今日用事がある。」を通して認知症にならないように努力していきたいです。