3年生になると学校の周りを探検します。その前に屋上に上がり学区の様子を屋上から見学します。学校の屋上へは、担任の先生と一緒に上がらないといけません。多くの学校が4階の建物の上にあります。上から見ると遠くの山々・近くの市街地・田畑・団地・工場・ショッピングセンター・自宅の屋根など今まで見たことのない景色が目に飛び込んできます。学校によっては、ヘリコプターの着陸用のマークも書いてあるところもあります。ドローンの目線で回りの様子を見てみましょう。
きれいな景色!汚い屋上!
児童 「屋上だー。」
児童 「景色がきれいだね。山が見えるよ。」
児童 「家の屋根が見えるぞ。」
児童 「でも屋上きたないね。」
先生 「掃除してないからね。」
児童 「屋根だけに。やーね。」
グランドに車が!
児童 「先生、グランドに車が見えるよ。」
先生 「どこに?」
児童 「ほらそこに。」
先生 「えー。見えないよ。」
児童 「あんなに大きいよ。」
先生 「どこ?」
児童 「トラックだよ。」
先生 「何色の?」
児童 「白。」
先生 「老眼だから見えないよ。」
児童 「先生だまされた。トラックにラインが引いてあるでしょ。」
幼稚園が見えた!
児童 「先生、あれが僕の幼稚園だよ。」
先生 「どこ?」
児童 「あそこ。」
先生 「あのえんじ色の建物?」
児童 「そうだよ。幼稚園だけにえんじ(園児)色だよ。」
あれが富士山だ!
児童 「先生、富士山が見えたよ。」
先生 「あれが、富士山だね。」
先生 「こっちが、ふじいさん。私がおじさんだね。」
屋上にプールがあるよ!
学校のプールといえば、校庭の隅の方にあるのが定番ですが、新しくできた学校は、屋上にプールを設置しているところもあります。
屋上に設置することで騒音対策や不審者の目から子供たちを守ることができます。また、校庭の落ち葉や土やゴミが入りにくく掃除も楽だという利点もあります。特に都市部などの校庭に広くスペースを取ることができない学校は屋上にプールを設置しているところが多く見られます。屋上にプールを設置することで、その水を再利用することができ、プールの授業が終わった頃にはトイレの水に使用したりなど節水している学校もあります。
しかし、冬場に鳥が住み着くことやマンションから覗かれるという欠点もあります。そこで、つり糸を高いところに張り、鳥の侵入を防いだり、マンション側の塀を高くするなどの対策をとっています。
最後のデパート屋上遊園地! 令和元年9月閉鎖!
私が、子供のころは、両親に連れられて、妹と一緒にデパートの屋上遊園地に遊びに行くのが、楽しみの一つでした。
残念ながら、川越市の丸広百貨店にある日本最後の屋上遊園地が令和元年9月に閉鎖されることになりました。(次回特集)
屋上にもいろいろな利用方法がありますね。他にもソーラーパネルの設置や屋上緑化をしているところも見られます。いずれにしろ屋上は、子供たちにとって秘密の場所であり、屋上探検は楽しみの一つです。