目次
1 はじめに
人間には、口は1つしかありませんが、耳は2つありますね。話すこと以上に聴くことが大切ですよ…ということで、神様が耳を2つにしてくれたのではないかと言われています。でも今回は、3つの耳の話です。妖怪ではありません。(1つ目こぞうや3つ目こぞう?)
さて、この耳の使い方ですが、人によって大きく3つに分けられるそうです。
2 3つの耳
①鉄砲耳(別名 ちくわ耳)
1つめは、「鉄砲耳」です。この耳は鉄砲の弾のように、「聞いたことが右から左へとすぐに抜けてしまう耳」です。家の人の話、先生の話などを「うん、うん」とうなずきながら聞いていても、話が終わると何にも覚えていない耳です。別名「ちくわ耳」とも言います。
②ざる耳
2つめは「ざる耳」です。ざるは、野菜など洗うときに使います。ざるで洗うと、野菜はそのまま残りますが、水だけは流れてしまいます。このように、「人の話を聞いたときには、だいたいのことを覚えてはいるものの、細かいことは覚えていなく、そして、時間がたつと水が流れ出てしまうように忘れてしまう耳」…そんな、耳を「ざる耳」と言います。
③財布耳(別名 巾着耳)
3つめは「財布耳」です。財布というのは、お金を大切に入れておく物です。これを
落としたり、なくしたりしたら大変です。財布は、必要なときには取り出してすぐに使えるようにしておかなくてはいけません。
この財布のように、「家の人や先生から言われたことをしっかりと頭の中にしまっておき、必要なときにそれを思い出して上手に使える耳」…これを「財布耳」といいます。別名「巾着耳」とも言います。
子供たちみんなが「財布耳」を目指してくれると良いですね。
3 「聞く」と「聴く」・「訊く」・「尋く」の違い
耳で話を聞くといいますが、聞くには他にいろいろあります。「聞く」「聴く」「訊く」「尋く」などです。
①「聞く」と「聴く」では違います。
「聞く」は、音声を自分の耳に確かに受け入れること。「物音を聞く」「話し声が聞こえる」などです。
「聴く」は、積極的に耳を傾けること。「音楽を聴く」「国民の声を聴く」などです。漢字を分解してみると、「耳で聞いて。プラス目を皿のようにして見て、心で感じる。心は一つ。子どもたちみんなの心を一つにして演奏したり、聴いたりします。」自分からきく。静かにきく。詳しく熱心にきく。
「訊く」上より下に問う。罪をただす。責める。「道を訊く」「都合を訊く」
「尋く」尋問する。質問する。自分の聞きたいことを質問する。
②音読と黙読の違い
「黙読」声を出さないで読むことです。脳にインプットする活動です。「目」と「脳」を使います。大人の人の読書は「黙読」ですね。
「音読」声を出して読むことです。脳にインプットしてから口でアウトプットする活動です。「目」と「脳」と「耳」と「口」を使います。自分の言葉を耳で聞いて口で話す活動が加わります。子供たちの宿題に音読が出ているのがわかりますか?読んだ内容がより理解されるからです。音読の宿題を億劫がらずに聴いてください。
4 おわりに
同じ「きく」でもいろいろありますね。人の話を「傾聴」しながら聴けるようになると良いですね。
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