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目次
１ はじめに
新型コロナウィルス感染症拡大の影響で３月から学校は、休校状態が続いていますが、４月から新年度になり、子供たちが楽しみにしている始業式や入学式の実施が心配されています。２日夕方に埼玉県知事とともに県教育長が臨時記者会見を行い「県立中学校・県立高等学校の再開に向けて等に関するメッセージ」を発表しました。どこの県でも同様なことが行われていると思います。
２ １６回目の県知事・教育長メッセージより
第９回の新型コロナウィルス感染症対策本部会議を受けてのメッセージですが、１６回目のメッセージということを考えても異常事態だということが理解できます。
県知事より
①先週末の都内への外出自粛への感謝。
②急激な感染拡大やクラスター連鎖には至っていない。
③隣接する東京都における感染が拡大している。
④埼玉県は流通が多く無関係ではない。
⑤ヨーロッパ、中国など急激に感染者が増える。
⑥急激な感染拡大を避ける・後ろにずらす努力を。
⑦先週末に引き続き４月１９日までの間、不要不急の外出の自粛のお願い。
（日常品の買い物・子供たちの遊び・散歩等は、対象外）
⓼在宅勤務・時差出勤などさらなる工夫を。
⑨３蜜を避ける。密閉空間・密集・近距離の会話
⑩手洗い・咳エチケットの励行。
新型コロナウィルスに打ち勝つためにできることを
県教育長
「子供たちの健康、命を守ることを最優先！」
県立中学校と県立高校の休校を４月１２日まで継続する。４月１３日から学校を再開する。
３ なぜ、県立なのか？
「学校保健安全法」という法があり、その２０条に臨時休業という項があります。
第 ２０ 条 （臨時休業）
学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又 は一部の休業を行うことができる。
設置者は、「地方公共団体（市町村）」になります。
この場合は、埼玉県になります。つまり県の長の県知事になるわけです。しかし、埼玉県や県知事は、学校教育についての「管理運営」は、教育委員会になるわけですから県教育長が県立学校の臨時休業を決定したわけです。
４ 公立の小中学校は？
そう考えてみると公立の小中学校は、市町村が設置者ですので、市長（町長）及び教育長が委員会を招集し決定をすることになります。
ですから同じ県内でも市町により休業日がまちまちになりますが、県立学校に準じて休業延長になります。
しかし、テレビ等の報道によると都道府県により違いが見られます。
①１９日まで休業とする地域。（１３日に再開する地域も）
②月曜日奇数学年・火曜日偶数学年給食ありの登校の地域。
③月・水・金の３時間の登校の地域。
子供たちの学力・体力の低下が心配ですが、「何よりも子供たちの健康と命を守ることが最優先です。」あと２週間我慢して、素晴らしい日々が戻ってくることを願いましょう。
５ おわりに
始業式（校庭で実施等）や入学式を短めに実施し、新学期を開始し、登校日を設けたり、学年ごとに隔日で登校したりと地域によりまちまちですが、新型コロナウィルスの感染状況を見ながら各自治体で判断していくことになります。いずれにしろ早く終結し、子供たちの明るく元気な笑い声が学校に戻ってくることを願いましょう。
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