目次
1 はじめに
「暑さも寒さも彼岸まで」と言われるようにだんだんと寒さが和らぎ春らしくなってきました。もうすぐ「春分の日」ですね。春分の日といえば彼岸の中日「お墓参り」と「なかめしぐるりあん」です。私の実家では、母親が「なかめしぐるりあん」を作ってくれます。皆さんは、「なかめしぐるりあん」って何だかわかりますか?
2 今年のお彼岸
お彼岸の期間は、春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。
彼岸入り・・・・・・・・3月17日(火)
中日(春分の日)・・・・3月20日(金)
彼岸明け・・・・・・・・3月23日(月)
3 「なかめしぐるりあん」の正体は!
実は、「ぼたもち」のことです。「なかめしぐるりあん」とは、「中が飯」で「ぐるりとまわりがあんこ」だから「なかめしぐるりあん」と言うそうです。何だ母親が作った造語かなと思って調べて見ると何と「なかめしぐるりあん」という商品が売っていました。ビックリ!あなたの地域では、何と言っていますか。
「なかめしぐりりあん」見つけました!
八笑来堂 パレ北寺島店HPより
〒430-0923 静岡県浜松市中区北寺島町492-2 パレマルシェ北寺島店 1F
営業時間 10:00 〜 20:00(年中無休)※日曜日のみ9:30から営業
590-0021 堺市堺区北三国ヶ丘町
1丁2番36号
072-222-2411
Contact 江久庵/朝雲庵 on Messenger HPより
4 「ぼたもち」と「おはぎ」は同じもの?
①「春」は、「ぼた餅」
よくクイズ番組で出されていますが、
「春分の日」の頃に食べるのが、「ぼたもち」。
小豆を牡丹の花に見立てたことから「ぼたんもち」→「ぼたもち」
今日、スーパーで買ってきたところ春の彼岸なのに「おはぎ」でした。「ぼたもち」という音の響きよりも「おはぎ」の方がおしゃれに聞こえるからかもしれませんね。
②「秋」は「おはぎ」
「秋分の日」の頃に食べるのが「おはぎ」です。
萩の花と小豆の形状が似ているため「おはぎもち」→「おはぎ」
③「夏」は「よふね」
夏の別名は「夜船(よふね)」と呼ばれています。
おはぎを作るときには臼でつくことはしないで、米を潰して作るため、餅をつく時のようなペッタンペッタンといった音が出ません。近くの住人もおはぎを“ついた”のがいつか分からないことから、夜は暗くて船がいつ“着いた”か分からない「夜船」になぞらえて呼ばれるようになりました。
④「冬」は「北窓」
冬は「北窓」とも呼ばれています。
餅を搗(つ)くことをしないことから、月がない、そして北にある窓からは“月”が見えないから「北窓」になったとと言われています。
※搗(つ)くとは、臼で(うす)でつくこと。ということで
では、「なかめしぐるりあん」は一年中食べられますね。
5 なぜお彼岸に「ぼたもち」「おはぎ」を食べるのか?
昔から赤という色には災難が降りかからないようにする魔除けの効果があるとされていたことから、赤い小豆は五穀豊穣を象徴する米と組み合わせて祭事に用いられてきました。(お赤飯も)
邪気を払い、先祖の霊を慰めるために、お彼岸におはぎやぼたもちが捧げられてきたのです。
春の彼岸は農作業が始まる時期で、秋の彼岸は収穫の時期にあたります。ですから、春には収穫をもたらす山の神などを迎えるためぼたもちを、秋には収穫を感謝しておはぎを作ったとも言われています。
6 おわりに
実家では、小さい頃からお彼岸には「なかめしぐるりあん」を食べると言われ、「あんこやさん」で買ってきた「あんこ」と「さとう」を煮て作っていたので、周りの人が「おはぎ」「ぼたもち」と言っていたのを聞いて「エッ」と驚いたのを覚えています。母親がつくった造語ではなく、実際に使われていた言葉だということに確信を持てました。よかったです。
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