目次
1 はじめに
先日、群馬県(板倉町)・栃木県(栃木市・旧藤岡町)・埼玉県(加須市・旧北川辺町)の3つの県を最短の3歩で歩いてきました。とても珍しい場所なのでご紹介します。
2 アクセス
車
渡良瀬遊水地の西側に沿って「県道9号線佐野古河線」を車で走り、「道の駅きたかわべ かぞわたらせ(埼玉県)」を目指します。この県道を北からくると、順に栃木県・群馬県・埼玉県・群馬県・栃木県、埼玉県・茨城県と短い距離の間に県名が次々と変わりますので間違えないように。
電車
東武日光線「柳生(やぎゅう)駅」下車徒歩10分
徒歩
「道の駅きたかわべ かぞわたらせ(埼玉県)」から土手の下に降り、450m歩きます。
3 三県境とは?
普通、県境と言えば、2つの県と県の境を言いますが、3つの県で構成される1か所の県境を「三県境」と言います。三県境は、全国で40か所以上ありますが、ほとんどが山の山頂や尾根、河川上であったりと歩いて行けるところにはありません。ここは、全国でも珍しい平地にあります。
4 どうして三県境ができたのか?
県境を流れる渡良瀬川に原因があります。以前は、現在の栃木市と板倉町の行政界を流れていました。その河川は、曲がりくねっていましたが、明治43年から改修工事の中で現在のまっすぐな河道に変える工事が行われ、大正7年に通水しました。
また、渡良瀬川に合流していた谷田川の改修も行われ、一部河道が変えることになりました。渡良瀬川と矢田川の合流箇所は「廃川」となり、その後、渡良瀬遊水地の造成工事により発生した土砂で埋め立てられ、整備され現在の平地にある「三県境」となったわけです。
5 おまけ
渡良瀬川については、歌手「森高千里さん」の「渡良瀬橋」で有名になりました。
また、日本初の公害、足尾銅山鉱毒事件でも有名になりました。
40年前の国語の教科書には、鉱毒事件と戦った「田中正造」が掲載されていました。知っている人はいるかな。
県境が全て海 北海道・沖縄県
県境が全て川 千葉県
他に変わった県境がありましたらお知らせください。
畑の真ん中にありました。
6 おわりに
今回は、とても珍しい「三県境」の訪問をしました。次回、渡良瀬遊水地と「道の駅きたかわべ かぞわたらせ」についてご紹介します。
今日も、「ダジャレ先生のおもしろくてためになるブログ」「おもためブログ」「私は重ため」を訪問していただき、最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に今日も「にほんブログ村」をポチィと押してください。これからもよろしくお願いします。