目次
1 はじめに
いつも「面白くてためになるブログ」を訪問いただきありがとうございます。今回は、だれもが知っている「北風と太陽の話」ですが、本当は、北風が太陽に勝つ話もあったのです。知っていましたか?子供たちもなるほどと納得していました。
2 みんな知っている話
最初の話は、いつもの話です。
北風と太陽が言い争いをしていました。
北風は、「僕はなんだって吹き飛ばせるんだ! 一番強いのは僕だ!」
太陽は、「確かに君には力がある。でも一番強いのは僕だよ。」と、どちらも引きません。
そこで、力自慢をすることとなったのです。「じゃあ、あそこに歩いている旅人の服を脱がせたほうが勝ちってことにしよう。」
まずは北風から始めました。「あの旅人の服を吹き飛ばしてみせるよ。」と言いながら、「ビュー!」と、冷たい風を旅人に勢いよく吹き付けました。
そしたら旅人は、「なんて寒いんだ。」と言いながら、更に一枚、服を取り出して、今の服の上に重ねて着込んだのです。それでも北風は負けまいと、「ビュー!」と、冷たい風を旅人に吹き続けました。
しかし、旅人は、飛ばされないように、服をしっかり押さえ、体を前かがみにして歩き続けたのです。北風は、とうとう諦めました。
「こんどは僕の番だ。」太陽はそう言うと、まず、ポカポカと暖かく、そしてやさしく照らしました。
旅人は、「ポカポカといい陽気になってきたぞ。」と、重ね着していた服を1枚脱ぎました。
そして、太陽は、更にやさしい日差しを当て続けたのです。歩いていることもあり、旅人は汗ばんできて、ちょうど川沿いがあったので、一休みすることにしました。太陽はその時、ここぞとばかり、ジリジリと強い日差しで旅人を照りつけ始めました。旅人は、「こりゃたまらん!」と言って、服を全部脱ぎ捨て、目の前の川に飛び込んだのです。
教訓として、『人に行動してもらうためには、北風のように、無理矢理に手っ取り早く、強引に押し付けてもダメ』です。
太陽のように、着実に、「相手の気持ちを考えれば、無理することもなく、自分自身で動いてくれる」のです。
北風のように、「強引に人を動かそうとすると、相手は余計に動かなくなります。」(よくある話ですね。)
太陽のように、相手の気持ちを考えて、ポカポカと暖かく、そしてやさしく照らし続けることで、自分自身から心を開き、自分自身の意思で動き始めるのです。
3 もう一つの「北風と太陽の話」
次の話は、前回の勝負で負けた北風は、とてもくやしがり太陽に次の勝負を仕掛けました。今度は、「旅人の帽子をとる。」ことでした。最初、「太陽は今度も負けまいぞと思い前回よりも強く燦燦と旅人を照り付けますが、旅人はあまりの日差しで帽子をしっかりかぶり、決して脱ぎませんでした。」
次に「北風が力いっぱい吹くと、みごと簡単に帽子は吹き飛んでしまいました。」
この二つのお話から『物事は何事にも適切な手段』が必要であるということ。
一方でうまくいったからといって他方でもうまくいくとは限らない。その逆もあるということです。その状況や相手等を見据えて 最適な手段を選ぶべきである。
「上着を脱がせる」時には太陽のやり方が、「帽子を脱がせる」時には北風のやり方が適切だったということ。
過去の面白童話シリーズです。合わせてご覧ください。
4 おわりに
北風が勝つエピソードがあることで、太陽の「着実さ」だけが正解ではないと知ることができ、「柔軟な対応をすること」こそが大切だと教えてくれています。
本日も「面白くてためになるブログ」略して「おもためブログ」「私は重ため」を訪問していただき、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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