目次
1 はじめに
暑い日が続いて連日の雷で、空を見ると真っ暗。すっかり十五夜を忘れていましたが、今年は、9月13日(金)が十五夜です。実は、満月は、明日14日(土)の十六夜(いざよい)の月です。
十五夜は、ススキにお団子と秋を感じる行事の一つですね。秋は、月がとても美しくきれいに見え、「うさぎがもちをついている姿」を思い浮かべ子供の頃の十五夜のことを思い出します。今日は、「十五夜」について紹介します。
2 十五夜とはいつのこと?
十五夜とは、旧暦8月15日の夜、またはその夜の月のことを意味し、「中秋の名月」とも呼ばれ「秋の真ん中に出る月」という意味があります。
では「秋の真ん中」とはいつでしょうか
旧暦では、下記のように季節が決まっていました。
春:1月~3月
夏:4月~6月
秋:7月~9月
冬:10月~12月
ということで、8月の真ん中、15日ごろが「中秋の名月」です。
現在使われている新暦は旧暦と1~2か月のずれがあるため、「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を十五夜としています。
2019年の十五夜:9月13日(金)
2020年の十五夜:10月1日(木)
2021年の十五夜:9月21日(火)
旧暦8月15日は日本の六曜で必ず仏滅にあたることから、「仏滅名月」の別名もあります。
3 中秋の名月と仲秋の名月との違い
中秋が秋の中日(8月15日)を意味するのに対し、仲秋は旧暦8月(仲秋)すべてを意味するのです。つまり、仲秋の名月といった場合、十五夜だけでない8月のすべての名月を意味しています。
4 十五夜の歴史
十五夜の月見が盛んになったのは、平安時代で、中国から伝わり、貴族の間に広まりました。月を見ながら酒を酌み交わし、船の上で詩歌や管弦に親しむ風流な催しだったそうです。 貴族たちは空を見上げて月を眺めるのではなく、水面や盃の酒に映った月を愛でました。
庶民も広く十五夜を楽しむようになったのは、江戸時代に入ってからだといわれます。
貴族のようにただ月を眺めるのではなく、収穫祭や初穂祭の意味合いが大きかったようです。十五夜のころは稲が育ち、間もなく収穫が始まる時期で、無事に収穫できる喜びを分かち合い、感謝する日でもありました。
※初穂祭とは、稲刈りの初めに12株の稲を神に供えること。
5 なぜ、ススキと団子を供えるの?
ススキ
ススキは秋の七草の1つです。白い尾花が稲穂に似ている、魔除けになるという理由で供えるようになりました。
月見団子
丸い団子を月に見立て、感謝の気持ちを表わします。 団子の数は十五夜なら15個。ピラミッドのように積んで供えます。これは一番上の団子が霊界との懸け橋になると考えられていたからです。
農作物
里芋、栗、枝豆など収穫されたばかりの農作物を供え、豊作に感謝していたようです。中でも里芋を供えるのは一般的で、「中秋の名月」は「芋名月」の異名をもちます。
6 おわりに
今、節分・七夕など伝統的な行事が薄れてしまってきています。ぜひ、今夜は、ススキや団子を飾ってお月見をしてみてください。
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